syobun 人造天使



◇血を吸い肉を喰おうと思ったが、その娘はゾンビだった。
元通りにすれば赤い血が流れるというので、ちぎれた手足を縫い合わせた。
天使になれば私を救ってくれるらしいので、翼を作り背中に縫い付けた。
「ねーねーいつになったら私天使になれるの?」
未だ彼女は天使ではなく、血も通ってはいないが、
私は何故かまた今日も、彼女を「修理」するのだった。